【記事シェア】『このままだと日本は
過去の遺産しかない「博物館のような国」になる ジョン・クエルチ教授に聞く(2)』

昨年、ハーバードビジネススクールの視察プログラムで来日され、多くの日本企業を訪問したジョン・クエルチが、がっかりした理由が興味深い。

“「この視察旅行で、日本への興味がさらに湧いてくるに違いない」と楽しみにしていたのですが、実際、視察してみたら、少しがっかりしたというのが本音です。”




クエルチが日本視察でがっかりした理由

現在の日本でイノベーションが生まれにくくなっている要因として、研究開発への不十分な投資や開発スピードの遅さなどに加え、社会全体にイノベーションが生まれにくい雰囲気がある”ことについて強く言及しています。

“高齢化社会では政府は若者よりも高齢者を優先して、予算を配分しますね。そういう社会で若者に「どんどん挑戦して、イノベーションを起こせ」と発破をかけても無理があるのです。若者を支援する体制がないわけですから。私は1980年代から日本企業を研究していますが、そのころの日本人は自信とエネルギーにあふれていました。ところが最近の若者からはあまり野心も覇も感じられません。



日本に足りないもの


全ての企業や人がグローバル志向になるべきということではない。しかし、それは日本の現状課題にかなーり重要なようです。

“グローバル、ローカルという二項対立で見れば、日本には圧倒的に「ローカル志向」の人が多いですね。他国に行って、他国から学ぼうという「グローバル志向」の人はまだまだ少ない。グローバル派が増えなければ、日本はますます世界から孤立し、保守的になっていくでしょう。この問題は多くの日本企業が解決すべき課題です。コスト効率性と高品質生産だけではもう戦えません。英語が話せないローカル志向の人ばかりでは会社は成長できないのです。”

海外マーケットへの理解に関しても、海外に飛び込んで理解を深めることが大事だと言っています。

今後、日本企業がグローバル企業として成功するためには、外国のマーケット、外国人の消費者特性を深く理解しなくてはなりません。マーケティングが必要なのです。本にも書いたとおり、「世界的に成功しているグローバルブランドは、ローカルブランドとしても成功している」。日本企業は、もっと世界の中に飛び込んでいってほしいと思います。”


日本社会の強みを活かしてイノベーションを起こす

”アメリカのように多種多様な人々を受け入れている社会では、多くの対立や誤解が生じて、それを解決するのに多くのエネルギーが使われますね。他人を簡単に信頼できないため、緊張感を持って生活しなくてはなりません。一方、日本は同質的社会なので、そうした問題の解決に無駄に時間もエネルギーも使わなくて良いですね。それが強みになるということです。”

同質的社会性という日本の強みを、イノベーションに活かすことの必要性を説いています。特に、「理論のイノベーション」「新しい技術を発見して、人々の日常生活を向上させるような実用的な製品を生み出すこと」の両方が大切かつ日本で実現するのが難しい点だと言っています。


日本企業と、教育の改善などを含め若者に積極的に海外へ出ることを押しています。社会の雰囲気や文化、考え方などを変えるのは、ルールが変わったからといってすぐに動くことではないと思います。簡単なことではないけれど、今とこれからの日本にとって重要なこと。

私自身も海外に出ている若者として、今はまだ浅いけれど学びと経験の積み重ねが、ちょっとでも良い変化に繋がる力になるように頑張ろっと!

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